不用心にネットを利用していると、フィッシング詐欺にかかってしまう可能性があるよ。
- 不審なメールやSMSを見極める
- 焦らずに落ち着いて対応できる
ネット詐欺とは
ネット詐欺は、実在するECサイトや金融機関になりすまして、下記のような手口で個人情報を盗み出す行為のことを言います。
- 電子メールを送付し、個人情報を返信させる
- 偽のホームページに誘導して、情報を入力させる
盗まれる個人情報は、クレジットカードの情報やアカウント情報(ユーザID、パスワードなど)で、金銭被害につながる可能性があります。
ネット詐欺の具体例(フィッシング詐欺)
例えばメールはこんな感じで届くよ。
from:Iibe-bank@phishingscams.com
to :あなたのメールアドレス
title :(重要)法改正に伴う個人情報の追加登録について
(本文)
平素は、リベ銀行をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
本日は法改正に伴う重要事項があり、ご連絡させていただいております。
このたび、2021年4月1日の○○法改正に伴い、金融機関における個人情報の保管項目が追加されることとなりました。
本項目の登録がない場合、2021年6月1日以降、当行の口座をご利用いただけなくなります。
つきましては、2021年5月31日までに、当行のサイトにログインの上、情報登録をお願い申し上げます。
(当行のサイト)
○https://libebank.phishingscams.com/get/personal-information/○
偽サイトも本物そっくりだったら、要求された情報を入力しちゃいそう!
佐川急便の公式ページでは実際にあったフィッシング詐欺のメールや偽サイトの画像が下記のように公開されています。
ネット詐欺の対策
本当に重要なメールかもしれないし。
金融機関はメールでIDやパスワードなどの情報は求めてこないことも頭に入れておこう。
メールやSMSのURLからアクセスしない
偽メールや偽サイトの場合、メールアドレスやURLに不審な点があります。
大文字と小文字が入れ替わっていたり、公式サイトではあり得ないドメインを使用していたりします。
先ほどのリベ銀行からのメールの例では、下記の点が不審です。
【リベ銀行からのメール】
✕ 偽リベ銀行のメールアドレス:Iibe-bank@phishingscams.com
○ リベ銀行のメールアドレス:libe-bank@lb.co.jp
※ l(エルの小文字)が、 I(アイの大文字)となっている。
@以下が、フィッシング詐欺ドットコムとなっている。
(偽リベ銀行のURL)
✕https://libebank.phishingscams.com/get/personal-information/✕
(リベ銀行のURL)
○https://libebank.co.jp/○
・ドメインが、フィッシング詐欺ドットコムとなっている。
また、SMSの例では下記の点が不審です。
(SMS内のURL)
Amazonの例
✕https://www.moa-amazon.com✕
✕https://amazon.cojp.workers.dev✕
✕https://amazon-am.club✕
佐川の例
✕http://zygpxdnphm.org✕
・ドメインが公式のものではない。
SMSの場合は、そもそも公式から届かないこともあります。
情報の登録などを促す内容のメールが来たら、リンクをクリックせずに、公式サイトを直接確認するようにしましょう。
重要なお知らせは、公式サイトからログインした後のお知らせ欄に届くことが多いです。
ブックマークの方法については、「パソコン(Mac)でインターネット検索をしよう」をご参照ください。
知らない人から誘われた電話やZoomに対応しない
SNSを始めると知らない人からDMやメッセージで電話やZoomなどでやり取りをしたいと誘われることがあります。
応じるとそこから個人情報や金銭を搾取されたり、情報商材や不要な保険を売られたりする恐れがあります。
SNS以外にも知らない番号から電話がかかってくることがあります。
まったく身に覚えがない場合は取らずに、一度電話番号で検索して安全かを確かめてみましょう。
ネット詐欺にかかったら
銀行口座やカードの不正利用、ECサイトでの不正な売買を防止する必要があります。
まずは金融機関、カード会社、ECサイトにネット詐欺にかかった可能性がある旨を伝えましょう。
カードの利用停止、ID・パスワードの変更など対応方法と、その手続きについて教えてくれます。
まとめ
しっかり頭に入れておこう!
次回はインターネットのルールとマナーについて解説するよ!