その前にコンピュータウイルスについて知っておこう!
感染すると恐ろしいことになるから解説していくで。
- コンピュータウイルスの仕組みと対策を理解する
- パソコンを安全に使う
- ウイルスに感染しても被害を最小限に留める
なぜ対策しないといけないのか?

パソコンがコンピュータウイルスに感染すると、下記のような被害が出るため、ウイルス対策が必要となります。
- ファイルが改変される
- 個人情報を盗まれる
- ウイルス付きメールを配信される
最低限の知識として、よくある被害の内容も具体的に解説するで!
ファイルが改変される
パソコン内に保存しているファイルが暗号化されて開けなくなったり、ファイルの中身が改変されることがあります。
でも僕の場合は、アイデアのメモ書きのようなファイルしかないから大丈夫かな!
システム系のファイルが改変されると、そもそもパソコンが起動しなくなることもあるで!
それは危ないね…。
個人情報を盗まれる
キーボードから入力したデータや、アクセスしたサイトの情報を盗まれることがあります。
例えば、パソコンからAmazonにアクセスしてログインしている場合、AmazonのIDとパスワードの入力記録が盗まれてしまいます。
こういった情報の流出は、不正に買い物をされるなど、金銭的な被害が発生する可能性があります。
これは危険だね…。
ウイルス付きメールを配信される
上記のような被害をもたらすウイルス付きのメールを、あなたのパソコンから勝手に配信されてしまう可能性があります。
そのメールを受信した人が同じウイルスに感染し、またメールを配信する、といったように被害が拡大してしまいます。
ウイルス付きメールを配信されたら加害者にもなっちゃうね!
だから、知らん間に加害者にならんためにもウイルス対策は必ずしよな!
コンピュータウイルスの仕組み

そもそもコンピュータウイルスはどんなもので、どのように感染するのでしょうか。
ここでは仕組みについて解説していきます。
コンピュータウイルスの定義
独立行政法人情報処理推進機構では、コンピュータウイルスを下記のとおり定義しています。
(1) コンピュータウイルス(以下「ウイルス」とする。)
第三者のプログラムやデータべースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 次の機能を一つ以上有するもの。
(1) 自己伝染機能
自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、 他のシステムに伝染する機能
(2) 潜伏機能
発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、発病するまで症状を出さない機能
(3) 発病機能
プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、設計者の意図しない動作をする等の機能
コンピューターウイルスの機能
先述した3つの機能を簡単に解説すると、下記のようになります。
機能 | 内容 |
自己伝染機能 | ウイルスが勝手にパソコン内で増殖したり、他のパソコンに感染させたりと、風邪のウイルスのように感染拡大します。 |
潜伏機能 | ウイルスに感染後、特定の条件になってから発症します。 インフルエンザウイルスが、一定の期間経ってから発症するのと、似ていますね。 |
発病機能 | ファイルを破壊するなど、使用者が意図しない動作をパソコンがします。 風邪で発熱や咳など、健康な時にはない症状が出るのと同じです。 |
どのように感染するか
ウイルスに感染する経路は様々ですが、代表的なものを紹介します。
メール
メールに添付されたファイルや、メール自体にウイルスが仕掛けられており、開くと感染することがあります。
特に身に覚えのない不審なメールには注意が必要です。
ウェブサイト
ウェブサイトにウイルスが仕掛けられていて、閲覧するだけで感染することがあります。
また、サイトからダウンロードできるファイルやソフトに仕掛けられていることもあります。
違法な内容のサイトは見ない、非公式サイトからはファイルをダウンロードしない、などで対策しましょう。
外部記憶媒体
USBメモリや外付のハードディスクにウイルスが入り込んでいることがあります。
このような外部記憶媒体をパソコンに接続することで感染します。
感染後の症状
ウイルスに感染すると、実際の被害とは別に下記のような症状が現れることがあります。
- パソコンの動作が相当重くなる。
- パソコンが急に再起動する。
- これまでなかったポップアップが出る。
- 記憶にないアプリがある。
ウイルス対策をしている場合でも、上記の症状が出た場合はウイルス感染を疑いましょう。
セキュリティソフトを入れよう

どうすれば良いの?
セキュリティソフトの概要
セキュリティソフトは、下記のような機能でパソコンを守ってくれます。
- パソコンがウイルスに感染していないかを調べる
- ウイルスに感染していれば駆除する
- 新たにパソコンに入れるソフトやファイル、閲覧するウェブサイトにウイルスが含まれていないかを検知する
日々開発される新しいウイルスに対応するため、セキュリティソフトも更新されています。
常に最新版にアップデートしましょう。
おすすめのセキュリティソフト
いっぱい種類あってわからないよ!
セキュリティソフト選びで大事なことは下記の2点です。
- ウイルスの検出率が高い
- パソコンの動作が遅くならない
検出率が低いとウイルス感染のリスクが高くなりますが、検出率が高すぎると、パソコンの動作が重くなり、ストレスを感じてしまいます。
ESETは非常に良いバランスで快適に動作しつつ、ウイルスもしっかり検出してくれます。
以前に下記の動画でも紹介していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
ソフトの購入、インストールは下記の公式ページから可能です。
ウイルスに感染したら
ウイルスに感染したり、感染の疑いがある場合、下記の手順で対処をしましょう!
①インターネットから切り離す
ウイルス感染により情報が流出する可能性があるため、まずは外部との接続を遮断しましょう。
Wi-Fiで接続している場合はオフに、有線で接続している場合はLANケーブルを抜きます。
Wi-Fiオフの方法は、第1章「Macの画面の見方」をご参照ください。
②セキュリティソフトによるスキャン、ウイルス駆除
セキュリティソフトを起動し、スキャンしましょう。
スキャンした結果、ウイルスが見つかれば、ソフトが駆除してくれます。
まとめ
次回はフィッシング詐欺について解説するで!
